こんにちは、柴胡苑の生活相談員です。

 高齢者には「むくみ」がよく見られています。ではなぜ、むくみやすくなるのでしょうか。

高齢者のむくみの原因は?

 高齢になると血液の循環の役割を担う筋力が低下するため、むくみが起きやすくなると言われています。また。座りっぱなしや身体の冷えによる血行不良、塩分の取りすぎも原因となっております。そのほかにも、加齢による心肺機能の低下や腎臓病や肝硬変、甲状腺機能低下症など病気が原因の場合や、薬の飲み合わせによってむくむ場合もあります。

高齢者のむくみがひどくなると?

 むくみがひどくなると、足首周囲もむくんで歩きにくさを感じます。足首が動かしにくく歩行が不安定になったり、つまづきやすくなったりした結果、転倒リスクが高くなってきます。高齢者の転倒は、骨折を起こすことが多く、寝たきりの原因にもなるため注意が必要です。

高齢者のむくみ対策は?

  高齢者の足のむくみ解消方法をご紹介します。

 ①軽い運動、散歩や階段の上り下りなどで足の筋肉を使う

 ②マッサージ

 ③体を冷やさない

 ④日中に足のむくみ予防の着圧ソックスを履く

 ⑤椅子に座るときにお尻と足の高さをそろえる

 ⑥足を少し高くして眠る

 ⑦塩分をとりすぎない

 実は、ご入居者様で足のむくみがひどかった方がいらっしゃっいました。原因をみつけるため受診もされたのですが、とくにお身体の悪いところはみつからず、対策として、座っているときは少し足を高くして座っていただき、就寝時も足を高くして眠っていただくようにしました。1週間~10日くらい経ったころからでしょうか、むくみが軽減されてきました。足首はまだ少し腫れが残っていらっしゃいますが、ふくらはぎの腫れがひいて、ご本人様も喜んでおられます。

「足を少し高くして眠る」の効果を実感しました。

 柴胡苑では、かかりつけ医である奥見診療所と提携支援病院(大阪暁明館病院・大阪病院等の近隣病院)と提携し、地域医療と福祉を推進します。

 入居者様の立場に立って、心温まるケアに専念し、生活の質を高める介護を実践します。

 ご相談、見学は随時受け付けております。お気軽にお電話くださいませ。